間違っているわけがないと思った。
 違えるはずがないと思った。

 そこにあるのは一つ、真実だ。そのことはすでに証明され、形を作っている。
 正しく「真実」であり、正しく「同じ」である。

 確かに、等しいのだ。全てが「同じ」で、変わることがない。そこにあるのはたしかに「同じ」だ。

 そこに間違いなんてあるはずがない。

 違えている部分など、あるはずがない。



 だって、意のままになる。だって、そこに存在する。

 そうならば、違えているなんてあるはずがない。


 彼は、笑った。