きみとしあわせ

 幸せとは良いことだ。
 相手がそれだけで笑ってくれる。 
 それを見ると、自分を幸せになるのだから一石二鳥。

 と、少年は思ったが、「一石二鳥」を思い出せず、四苦八苦。

「カイル、どうしたの?」
「あ、ううん!!なんでもないよ!」
 うふふ、と笑う彼女を見て、彼をへらりと締まりのない顔つきになる。
 彼の彼女は、笑った顔がとびきり可愛くて、彼の自慢だ。彼の母親とは違い、ふわふわした砂糖菓子を
思い出すような感じの少女。
 自分とは違う真っ白い肌、ほんのり赤みの差した頬。細い腕や足。長い睫毛にぱっちりとしてきらきら
した瞳。
 どこをとっても悪いとこなんて見あたらない。
 性格だって優しくて素敵で、少し出来ないこともあるけど、そこだって許せるくらい可愛い。

  今は少しお腹が減ってるみたい。
 ちょっぴりだけど恥ずかしそうにしてるし。
 そう感付くと彼は。
「俺さ、お腹減っちゃった。何か買おう」

 とにかく可愛い君がたくさん見れれば、俺は幸せ。






 幸せとは良いこと。
 相手が楽しそうで嬉しい。
 それを見るのはすごく嬉しいから、幸せはやっぱりいい。

 カイルはにこにこしてる。
 どうしたのかな。
「カイル、どうしたの?」
 それを聞くと、彼はふるふると頭を振った。
「あ、ううん!!なんでもないよ!」
 何だか楽しそうだから、嬉しいなあ。と彼女は笑う。
 彼女の彼は、とびっきり元気が良くてやさしい、自慢の彼だ。今まで会ったどんな人とも違う。
 太陽を思い出さずにはいられない金色の髪。少し色黒の日に焼けた健康的な肌。笑うととびっきり素敵な
口。大きい手。戦闘の時見える、しっかりした背中とか、きらきらした瞳。 
 性格は、すこしずれたとこもあるけど、正義感が強くて素直で、とっても優しい。
 それに、自分を守ってくれるときの彼は、まさに自分だけの英雄だ。

 あ…。
 お腹減っちゃった。お昼ご飯、あんまり食べなかったから。
 お腹鳴ってないけど、何だか恥ずかしい…。

 そうしてたら。

「俺、お腹減っちゃった。何か買おう」

 やっぱり優しくて誰よりも私のこと分かってくれてる彼が見れるから、幸せ。 
 
 







 互いにのろけまくりなカイリア。
 カイリアは可愛いなあ!!!本当!!