約束したのに。
 約束したのに。
 絶対絶対、ステラをあったかい世界にかえすって。
  

 なのになのになのに。
 何でステラは。あそこに。
 何で、ステラは、あんなに冷たく。


 俺も俺だ。
 何で、あんな風にすぐ、ステラの手を離してしまったのだろう。考えれば、予想が付
くのに。あんな口約束、守れるはずがないと分かるのに。何で俺は。



 何で―手放してしまったんだろう。ステラの病状の所為からか?雰囲気からか?自分
の頭が回らなかったからか?


 …違う。


 信頼したんだ。アイツを。
 きっと、大丈夫だって。信じてしまったんだ。
 ステラが、いい人だと言ったから。
 信じてしまったんだ。



 だから、こんなにくやしいんだ。



 信じていたから、よけい辛かった。
  だから、納得いかないんだ。
 ―アイツなら、きっとステラを守ってくれるって、思っていたんだ…。



 今じゃ、届かない、思いと、戻ることのない、信頼。